シャンプーが薄毛を進行させる
市販のシャンプーを使用していると、薄毛が進行してしまう可能性は高くなります。
シャンプーの消費量と薄毛の増加率は正比例しており、昔はいなかった女性の薄毛が急増したり、
男性型脱毛症が低年齢化しているのも、シャンプーやリンスが原因といわれています。
なぜシャンプーが悪いかというと、基本的にどのシャンプーにも界面活性剤が入っており、
これが頭皮や毛穴の周囲に残留します。その残留成分が毛穴の内部まで浸透して毛を作る組織にダメージをあたえるからです。
その危険な界面活性剤をいかに頭皮の中に入れないか、髪に残留させないかが育毛のポイントとなってきます。
シャンプーの選び方・使い方は、育毛にとって非常に重要です。
上の写真の左側は真水で、右側のコップは頭皮を蒸気洗浄して取った水です。
この右側の水をかき混ぜると泡立ちます。これはシャンプーの主成分の界面活性剤が、多量に毛穴の内部に残留していた証拠です。
シャンプー選び
1.美髪を目的としたコンディショニングタイプ
2.頭皮の育毛環境を目的とした頭皮ケアタイプ
ほとんどのシャンプーは1番のコンディショニングタイプで、洗った後の感触の良い髪を作る目的で作られており、 薄毛が心配な人への配慮はほとんどありません。
また、市販のシャンプーに下記のような物もあります。これらは一見、頭皮をケアし育毛に効果があるように思えます。
1.無添加
2.植物性
3.アミノ酸系
しかし、これらのことが育毛のためになるわけではなく、育毛にはほとんど関係ありません。 このようなことを書いているシャンプーを使っただけで薄毛が改善するなら、これだけ多くの人が薄毛で悩んでいたりはしないのです。
シャンプーの回数
もちろん20年前よりもシャンプーは進化していますが、基本的には変っていません。
それを証明するように、シャンプーのやり過ぎが薄毛人口を増やしているのは事実で、とくに 女性の薄毛が増加したのはシャンプーのやり過ぎが主な原因の1つであることは否めません。
結論として「頭皮の状態や体質、年齢を加味してシャンプーの回数を決める」というのが一番です。
シャンプーの原料
原料 | 低刺激 | 低残留 | 低公害 | 洗浄力 | 特徴 | タイプ |
---|---|---|---|---|---|---|
石油系 (AOS・LAS) |
× | ○ | 強い脱脂力による手あれ、公害問題 | A | ||
高級アルコール系 (AES) |
○ | 低コスト | A | |||
両性系 | ○ | B | ||||
アミノ酸系(AG) | ○ | ○ | 高い吸着残存性 | B | ||
脂肪酸石鹸 (アルカリ) |
○ | × | ○ | ○ | アルカリ性、金属石鹸の生成 | A |
酸性石鹸 | ○ | ○ | ○ | ○ | 金属石鹸を生成しない | A |
頭皮用シャンプーとは
頭皮のことを考えて作られた育毛向けのシャンプーが「頭皮用シャンプー」です。
薄毛の弱った頭皮や防御力が低下した頭皮に使え、しかも頭皮の育毛環境を良くするような処方設計がされています。
下の表は「頭皮用シャンプー」と「市販のシャンプー」の比較です。
市販のヘア用シャンプーは髪の保護と補修が目的なので、コンディショニング剤(感触剤)が多く配合されており、
育毛にとって良くありません。
その反面、頭皮用シャンプーは頭皮へダメージを与えないことを一番に作られているので、育毛に良いのです。
頭皮用シャンプーだけでも毛は増えるし、毛は太くなります。薄毛の予防は、頭皮用シャンプーを正しく使えば十分可能です。
頭皮用シャンプーの価格は通常のシャンプーの3〜8倍もするので、一見高いようですが、
濃度が高く少量でよく泡立ちます。シャンプーは必要最小限に使うべきなので、
賢く使えば通常のシャンプーとほとんど価格差はありません。
男性で毎日洗ったとしても、平均で5〜6ヶ月は使えるので、月平均にすると2千円ちょっとです。
薄くなって何十万・何百万を使うかもしれないことを考えれば、予防のために頭皮用シャンプーを使うことをおすすめします。
シャンプー法も大事です
育毛剤は、ただつけるだけでは効果は薄いですが、育毛シャンプー法でシャンプーした後に育毛剤を使えば、効果は高くなります。
また、たとえばシャンプーを「よくすすぐ」と書かれていることが多いですが、なぜよくすすぐのかは書かれていません。 そのため読んだ人は勘違いして、さっと洗い流し、泡が切れたらよくすすいだと判断してしまうことも多いようです。
AIKEI薬品では、あなたの症状や体質に適したシャンプー法と育毛剤の使い方を丁寧に指導しています。ぜひ一度ご相談ください。