育毛は気・血・水のバランス
体は気・血・水の3要素のバランスで健康を保っています。
髪は体と心の余裕から育ち、余裕がなくなると育ちが悪くなるし数を減らすことになります。
だから、根本的に薄毛を改善したいなら体と心=気・血・水のバランスを整えて気の滞りや血の滞り、水毒状態を改善していく手当をしたほうが良い結果が生まれます。
とくに最近の薄毛の原因として、気・血・水の乱れから体の中にもいろいろな兆候がでているケースが多く、いったん抜けた毛がなかなか回復しない人が多くなっています。
いろいろな育毛をしたり、育毛サロンにもいったが成果のでなかった人は気・血・水の面から育毛してみることをおすすめします。
気の異常
気虚:体内の気が不足→意欲減退、倦怠感、食欲不振、疲れやすい
気帯:循環すべき気の滞り→咽喉不快感、抑鬱感、腹部のハリ,四肢の痛みなど
気逆:発作的な気の上衡→動悸、のぼせ、発汗、頭痛、げっぷ、不快感
血の異常
血虚:体内の血が不足→肌荒れ、不眠、筋肉の痙攣、無月経、貧血など
お血:循環すべき血の滞り→生理不順、腹部の圧痛、口渇き、色素沈着、イライラなど
水の異常(水毒)
水帯:体内の水分が滞る→浮腫、悪心、嘔吐、鼻水、排尿異常など
水逆:水分の平衡が乱れる→めまい、頭重、立ちくらみ、耳鳴りなど
育毛手当だけしても、体が「気・血・水が乱れやすい状態(体質)」になっていると治りにくいし、また再発してしまいます。
だから、薄毛・細毛や脱毛症だけでなく「体」の気・血・水を整えることで、心身ともに環境がよくなり健康になります。
この方法を組み入れたのが「気・血・水育毛施術」で、当方ではカウンセリング時にストレスのタイプを見分けて有効な施術を行っています。また家庭でおこなう気・血・水育毛手当も組み立てて、実行してもらっています。
体の中から育毛環境を整える
育毛剤による血流の促進には限界が
「効く育毛剤」を追いかけている人は実にたくさんおられます。しかし、育毛剤の効果の持続時間やローション剤の限度を知れば、驚くしがっかりすると思います。だったら育毛剤は頼りにならないのか、というのではなく「育毛剤はきちんとした使い方をしないと効きにくい」ということなのです。
育毛剤は「育毛剤が効く状態に頭皮を回復させてから」が基本ですが、もう1つ、気・血・水のバランスのどれが乱れているかを知り、気・血・水のバランスを整える手当とともに育毛剤を使うことを忘れてはいけません。
「シャンプーして育毛剤をつけて」という手当だけでは、気・血・水のバランスが悪くなっている場合は効き目が悪く、薄毛の進行を許してしまいます。
ストレスによる気の滞り、古血が溜まる、虚血など血の滞り、冷えむくみなどの水の滞りは健康に大きく影響しています。
気・血・水のバランスが乱れると「毛を作る余裕」がなくなり、細く寿命の短い毛しか生えてこなくなります。したがって、体の中から改善していくには「気・血・水を整えるサプリメント」を3ヶ月ほど服用すると効果的です。
気・血・水の異常がある人ほど、サプリメントの効果はすぐ感じられるようです。当方では外からの手当だけでは効果の出にくい人には、体を健康にして気・血・水を整えるサプリメントを3ヶ月ほど続けてもらっています。
ストレスについて
ストレスは五感(前頭葉)を通して脳に入ります。
大脳新皮質は「理性脳」、大脳旧皮質は「本能の脳」→間脳(健康に生きるための管制塔)、身体の働きをコントロールする自律神経やホルモン、食欲中枢などがあり、免疫や精神状態と関わりがあります。
ストレスは五感を通して脳に入ります。すると自律神経のうち、交感神経が働いて血圧や血糖値が上昇したり、脈拍が速くなったり、筋肉が緊張したり、イライラしたりします。
これらはストレスに対処するための警告反応です。そして緊張状態を解くために起きるのが防衛反応です。副交感神経の働きによるもので、リラックス反応とも呼ばれます。飲酒、喫煙を望んだり、甘いものや脂っこいものが欲しくなったりします。また、マッサージやスパに行く人もいます。
理性脳には日ごろから情報過多で大きな負担がかかっています。ストレスが加わると「なんとかしなければ」、「こうあらねば」と理性で行動しようとするので負担はさらに増します。
一方で本能の脳は萎縮してバランスが崩れます。この結果、大脳から間脳にうまく指令が届かなくなります。ストレスが長引き、防衛反応でも解消できないと、間脳の正常な指令プログラムが破綻して「脳疲労」に陥り、身体や精神面に様々な障害が出てきます。